ストーリー重視アプリレビュー:JRPGブレイブラグーン ende/anfang 後編

スマホアプリ、JRPGブレイブラグーン後編のスクリーンショット画像

JPRGブレイブラグーン ende/anfanga 後編

  • 配信元:ZZYZX,inc.
  • ジャンル:RPG
  • 世界観:ファンタジー
  • ストーリー性:高
  • 有料アプリ:600円

「純血のJRPG」を謳った本格RPG。

ストーリー性は最高なのに、ゲームとしては不完全なところが多くて人には勧めにくい、スーファミ時代の名作(迷作とも言う)のようなRPGです。

システム的な突っ込みどころは満載ですが、普通にプレイはできるので、まあスーファミ世代なら問題ないでしょう。

とにかくね、ストーリー性だけならスマホアプリの最高峰です。ストーリー性だけなら…。

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JPRGブレイブラグーン ende/anfanga 後編のストーリー評価

同名の無料RPG、ブレイブラグーン前編の続編という位置づけですが、前編をプレイしていなくても特に問題はなし。

ほのぼのしていた前編とはうって変わった重くシリアスな雰囲気で、同じゲームだと思ってプレイすると、むしろ面食らいます。

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続編というよりは、前編が番外編で、こっちが本編と思ったほうがいいかもしれません。ボリュームもかなり長く、クリアまではたぶん数十時間かかります。

(たぶん、と言ってるのは、セーブデータに総プレイ時間が反映されないから…)

スーファミ全盛期の大作RPGや、PSのRPGクラスのボリュームがあり、スマホ向けRPGの中では質・量ともにトップクラスのストーリー性です。

ただしね、後述するようにいろいろ問題あるんだけどね。

さて、システムの話は後にするとして、ブレイブラグーンの世界観は剣と魔法の王道ファンタジー。

魔族に侵攻されつつある世界と、世界各国の魔族対抗機関で勇者候補として育成され戦いに身を投じる若者たちの姿が、リアリティと緊張感を持って描かれます。

主人公は、前編と同じバルシーニ少年。

ただ、優等生だった前編とは別人のように目つきも口も悪くなり、お前どこの非行少年だよ、てか誰?と言いたくなるほどの変貌ぶりには、ちょっと引きます。

すっかり獰猛になってしまわれたバルシーニ少年のせいもあって、序盤はかなり殺伐とした雰囲気で、ストーリーも鬱展開が続きます。

でも、このブレイブラグーンは人物描写が非常にうまく…

ゲームを進めて各国の勇者候補生たちと行動を共にするうちに、だんだんと各キャラクターの人間味が発揮されてきます。

ストーリーの軸自体は、将来有望な若者を集め、魔族に対抗できる者として育成&派遣する、というシンプルなものですが、その裏に見え隠れする薄暗い真実や、各キャラクターの思惑などが細やかに描かれ、複雑で深みのある物語を演出しています。

最近のスマホゲームにありがちな、会ってすぐに「俺たち仲間だからな!」という謎の連帯感が生まれているという安直な友情や仲間意識ではなく、もっとドロドロ現実味のある、疑惑や緊張感の入り乱れる描写がナイスです。

惜しむらくは、伏線をすべて回収しないままエンディングを迎えてしまうこと。

とある重要人物の行動動機や秘密が明かされないまま、ゲームが終わってしまいます。

実はこのゲーム、ガラケー時代からのソシャゲである「ブレイブラグーン」本家の外伝という扱い。

ブレイブラグーン後編のエンディング後の時代が、ソシャゲのブレイブラグーン本家につながる…という時代構成になってるらしいです。

ちなみに、本家ブレイブラグーンは先日リニューアルされてスマホに登場しましたが、それはもう気の毒なくらい、まったく話題になりませんでした( -д-)

私も一応、事前予約はしてたのですが、没個性すぎる説明文と悪評だらけのレビューを見て萎えてしまい、未プレイです。

他にいくらでもあるソシャゲなんかじゃなくて、こっちのJRPGの続編を開発して欲しいと、切に願います…。多少高くても、多少ゲーム的に問題があっても買いますから。

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JPRGブレイブラグーン ende/anfanga 後編の戦闘&システム評価

戦闘はオーソドックスなコマンド形式ですが、デュプリケイト・ターン・バトルシステムといって、ランダムに複数回のコマンド入力できるターンが発生します。

スマホアプリ、JRPGブレイブラグーン後編のスクリーンショット画像

複数入力ターンの発生頻度はけっこう高く、最大で1人4回分のコマンド入力をしなきゃいけません。

行動順とかを考えてコマンド入力する戦略性が醍醐味なんでしょうが、最大5人パーティなので、5×4=20回もコマンド入力するのは正直ちょっと面倒です。

あってもすごく邪魔なわけじゃないけど、特別戦闘の面白さを増してるわけでもないので、こんな工夫する暇があったら、もっとデバッグちゃんとして欲しかったというのが本音。

戦闘で複数ターンが発生する以外は、ごくオーソドックスな普通のRPGです。

ただですね、特筆すべき特徴はないんだけど、特筆すべき不具合はけっこうある。

  • 序盤は俺強え!で、後半一気に戦闘の難易度が上がる崩壊バランス
  • エンカウント率が高い
  • 無限ループが多く、やたらと長いダンジョン
  • 道具の売却ができない
  • 機種によってはたまに落ちるらしい(私はiPhone5Sでプレイしてて問題なし)

…などなど。他にもあった気がするけど、あんまりアラ探ししてもしょうがないので、目立ったとこだけ。

いろいろ問題は多いのですが、一応フォローしておくと、プレイに支障が出て投げるほどではありません。

ん?と思うところはあれど、昔のファミコンとかスーファミとかの理不尽さや説明不足に比べれば、これくらいは許容範囲でしょうって程度。

ちなみに戦闘難易度のバランスが崩壊しているのは、ストーリー的な演出の意味もあるようです。

主人公たちは各国から魔族を倒すために選ばれた精鋭という設定。序盤から中盤にかけては、そこらの雑魚なんて相手にもならない無双ぶりを発揮します。

それが後半になると魔族の侵攻が進み、選りすぐりの戦士である主人公一行ですら手を焼くような強者が横行。破滅の危機感がいや増すっていうね。

ゲームバランスとしては崩壊してますが、リアリティがあるっちゃあります。サンサーラ・ナーガみたい。

JPRGブレイブラグーン ende/anfanga 後編のやりこみ要素評価

やりこみ要素や寄り道要素は特になし。メインストーリー1本を追う内容で、特にストーリー分岐もありません。

JPRGブレイブラグーン ende/anfanga 後編のプレイ快適度

前述したように、システム的な難は多々あり。でも、それが嫌でプレイを投げ出すほどひどくもなく、普通にプレイはできるレベルです。

後半になるにつれ骨のある難易度になっていきますが、RPG慣れしてる人なら大丈夫じゃないかと。

JPRGブレイブラグーン ende/anfanga 後編はこんな人におすすめ

  • プレイ時間長めで、ストーリーを堪能できる本格的なRPGがしたい人
  • 暗くてシリアスなストーリー、人物描写が丁寧なストーリーが好きな人
  • ストーリーが良ければ、多少のシステム的なアラには目をつぶれる人